フィギュアスケートで、今季の世界の頂点を決める世界選手権です。
今年は日本での開催で、しかも東京だったんですょね。
チケットはひじょーに入手困難で、その辺ですぐ買えるというもんではないので、ハナから行けないもんだと思ってたのですが、ひょんなことからお声をかけていただきまして、昨日のチケットをお譲りいただいた次第。
22日はアイスダンスのオリジナルダンスと、男子シングルが決着するフリースケーティングの日ですから、打診があったときも、ふたつ返事で「いぐ!」と申しましたですよ。
まー、生で見られてよかったですよ。
雰囲気といい、世界の頂点の選手たちのスピード感(やっぱり思う。アイスダンスの種目でさえ、あのスピード感と迫力は明らかにスポーツだ)といい、すごいもんがありました。
ていうか、アイスダンスの人たちはきっと、普通の靴で地上を歩いたり走ったり踊ったりするより、刃のついた靴で氷上を歩いたり走ったり踊ったりする(滑るのではなく)ほうがずっと簡単だと思ってそうです。
それほどまでに、刃の使い方を知り尽くしてますな。
で、スポーツ観戦ではあるんですが、フィギュアの場合は館内が写真撮影禁止です。しかし、仕事柄どうしても、写真撮りたいなぁ…と思う瞬間がいろいろありましたねぃ。
もちろん、演技中は見てるばっかりでそんな気にはならんのですが、男子シングルの最終滑走グループのウォームアップなど、写真撮りたかったっす…。席からじゃ遠すぎるけど。
だって、恐ろしいメンバーですよ。
高橋大輔はもちろんのこと、ジュベール、ライサチェク、ランビエール、ウェアー、バトルですからね。
「プルたん」という鬼才なき後、世界を引っ張る役目を担わされた、第一線の戦士たちですよ。
そいつらが、アホみたいなスピードでリンク狭しと…いや、「○○狭しと」という表現はよく使われますが、ほんとにえっらく狭く見えるほど縦横無尽にシュンシュン滑って練習してて、夢みたいな光景でした。
なんつーか、フィギュアスケートの男子って、男がキラキラヒラヒラした服着て、バカみたいに感情移入して踊ってて、興味ない人から見ると、さぞかしキモイものに見えるんでしょうな。
でも、あの迫力ある光景は100%、「スポーツ競技の男子種目」でした。
で、いよいよ高橋が出てきてから演技を終えるまで、胸が苦しくて呼吸困難になりそうなほど、リンクに向けて思い入れを投入してしまいましたが、そのたくさんの観客の「気」の塊みたいなのを見事に自分の力に換えて、えー感じにやりきってくれましたな、高橋。
4回転で手をつきながらも、フリーでは1位。
だよねだよね。
ジュベールは前日の貯金と併せ技って感じで、フリーではちょっと残念でしたからね。
というわけで、高橋は総合2位ですが、日本人男子の2位は史上初です。おめでとう!
あと、見てよかったと心から思ったのがランビエールのスピンですか。
情報として、得意技、持ち味がスピンであるとは知ってましたが、画面ではなく生で見るとやっぱし、軸の安定度とか回転速度とか姿勢とか、いろんな意味で他の人とやってることが全然違うのがよくわかりました。
あれは名人芸の領域ですね。いいもの見さしてもらいました。
後は、チェコのベルネルですよね。最後のジャンプ失敗は「ご愛嬌」で笑って許せるほど、すごかったす。
いつもこんな試合ができればいいんだけど、とよくスポーツ選手が言うような、まさに最高の出来って感じで。
織田も内容は非常にすばらしかっただけに、ショートの出来と「またやっちゃった計算違いでジャンプやりすぎ」がもったいなかったです。
スポーツ選手は、そういうことも全部含めて「結果が実力」っすからね。ただのエンターテイナーなら、内容だけすばらしければいいんだけど。
ぜひ、精進して大きくなってほしいです。
さて、昨日のマモノさんはカナダの選手をことごとくやっつけてましたが、そのスキを縫ってすごい演技をして、自分のレベルをいくつも上げちゃったのが、スウェーデンの「ベルントソンさん」ですか。
なぜか、場内案内のアナウンスが選手を全部「さん」付けにしてたので、「ベルントソンさん」という一連の言葉として印象に残っちゃってますが。
つかみ抜群のあの音楽とか、笑いを取るような変な振り付けとか、いろいろ「ずるいな」とは思いますが、ジャンプもスピンもちゃんと優れた演技をやりきって、パーソナルベストを30点くらい更新しやがったんですから、どえらい奴だと思います。
(演技はこちらw 今回チケットを譲ってくださったfioさんが探してきてくださいました)
皆さま、「ベルントソンさん」を、覚えててください。w