銀座の古~いビルにある芦屋発の有名パティスリー、アンリ・シャルパンティエに行ってみました。
数年前、某F3チームの監督をなさっていたF池さんが、芦屋の有名な洋菓子屋さんの高級なマドレーヌだかフィナンシェだかを差し入れにいただき、召し上がった途端に「こりゃー、使ってるアブラが違うや!」と、これ以上ないくらい的確wな言葉で賞賛されたというエピソードを、ひなた屋さんからうかがったことがあるんですが。
もしかしたら、このときの「アブラが違う」焼き菓子は、このお店のだったのかな…。
それはさておき、ここに行ってみようと思った動機のひとつは、銀座店の造りがおもしろスポット風であるということでしてね。

左:この中のどこかにトイレの入り口があります。
右:女子トイレの中。左が液体ソープ、右が温風乾燥機です。
こんな有り様なので、多少テーマパーク的な興味で、ちょっと行ってみたいなと思った次第。確かに、トイレはおもしろかったです。w
ただ、肝心のケーキなんですけどね。
ここから先は俺さまの独断でかなり辛口になりますんで、アンリ・シャルパンティエのファンの方は不愉快になるかもです。( ̄∀ ̄)
ごめんね。イヤだったら読まないでね。
さて、ここのケーキのウリは見た目の芸術性の高さらしく、確かにステキです。
写真は、この時期ならではの「クリスマスプレゼント」というケーキですよ。すごいっすね。(・∀・)
ただ、お味は普通。アイデア不足というか。初級~中級程度というか。
いや、どっちかというと客をナメてるっぽい気配? とにかく、驚きは何もないです。
言っちゃナンですが、同じようにメディアで評判のお店ということで言えば、決して地元びいきというわけでなく、「アテスウェイ」のほうが数段レベルが上だし、お客様に対して誠実に、全力を尽くして作ってる感じがしますよ。
たとえば、この赤い四角い部分は中がシトロンのムースなんですが、ごく当たり前の基本の柑橘系ムースそのまんまで、下にスポンジとジャムが敷いてあるだけなんですね。
これ、アテスウェイのパティシエだったら、細かく刻んだドライフルーツやヌガーのかけらをちりばめてみるとか、何か別の素材と重ねて内側だけ層を作ってみるとか、とにかく一工夫も二工夫もして、食べた人に驚きを与えてくれると思いますよ、えぇ。
…なんて、こんな生意気なことを書いちゃうのは、俺さまがいつも楽しく試聴している「料理大学」でちょうど最近、フランスの三つ星レストランのパティシエや辻調の大先生たちによる、かなり高度な製菓の講義をいくつか見たばかりだからでして。
「す、すげー! 菓子のためにそこまでがんばるか!」という驚きと感動がまださめやらぬ状態だったので、それと比べちゃったら、物凄い手抜き感と拍子抜け感…。
しかも、これで300円とかだったらまだしも、えっれー高いんですから。
やっぱし、客ナメてんのかな。
芦屋だからって、東京見下してんのかな。w
芦屋の本店はもっと全然うまかったりして…。(´・ω・`)
そんなわけで、思わず「見てくれだけ」という言葉が思い浮かんでしまった次第であります。
どうりで、有名なわりに食べログの評価が低いわけですな…。
まさに、「スイーツ(笑)」(すでに死語?)のためのスイーツって感じでしょうか。
確かに店内の客層も、話の種とトイレ体験が目的で、味なんて問わない(もしくはわかんない)感じのオバサマ方が大半でしたし…。
ちなみに、昔ながらの古臭いケーキしかケーキと思ってないうちの親どもは、ただのシュークリーム(ショーケースでは当然、「シュー・ア・ラ・クレーム」とおフランス語で書いてございましてよ)でさえ、「昔からある普通のシュークリームと全然違う」とブーブー文句を言っておりました。
彼らの味覚では、アテスウェイも無理かな。
今度、連れてってみますか。実験で。