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ある男と女のお話

両親の知り合いの、ある男の話。

    * * * * * *

その男は、ケチだった。女房は、男に輪をかけてケチだった。
電気代をケチるために、電球は20ワット以外使わなかった。
なるべく暗く感じないように、天井から長くコードを伸ばし、床上50センチくらいのうんと低い位置で、ちゃぶ台を照らすように工夫していた。

その様子を見かねたうちの父親が、「蛍光灯にすれば安くて明るいよ」とアドバイスした。
夫婦は「蛍光灯は高いから」と敬遠していて、電気代や持ちを考えればずっと安上がりであることを知らなかった。
その程度の、賢い倹約家とは程遠い、単なるケチ夫婦だった。
そうして、日常生活を極貧レベルにおさえながら、こつこつ小金を貯めていった。

ある日、妻が病死した。
残された男は毎日わびしく、ひとり自宅で貧しい食生活を送るようになった。
気の毒に思い、うちの母親はときどき家のおかずを持っていったりしたが、それでも年老いた男のひとり暮らしは哀れなものだった。

その様子を見かねたうちの父親が、「安く飲み食いできる店はいくらでもあるよ。外に出なよ」とすすめた。
そのうち、男は裏通りの安酒場に通うようになった。

その男は、ケチではあった。
しかし、ケチな男に限って、なじみになった安酒場で「実はオレ、ちょっとカネ持ってんだ」みたいなことをポロッと口走ってしまうものらしい。
やがて、それを聞いていたある女が、男のところに入り浸るようになった。
女は、手料理や買ってきた惣菜を持って、男の部屋にせっせと通った。

一方で、うちの母親も含めた昔からの知り合いも、ときどきは男のところにおかずなどを持っていっていた。
その中で、元同僚のある男はとくに羽振りのよい様子で、いつも豪華な仕出し総菜などを差し入れしていた。実際、その元同僚は経済的に余裕があった。

やがてある日、ケチな男のところに通っていた女が、ぱったり来なくなった。
「そういえば、あの人どうしたの?」とうちの父親がたずねると、男は答えた。
「ん?… あいつのところに行ってるらしいよ…」

あいつとは、羽振りのよさそうなあの元同僚だ。
これ以上ないくらいにわかりやすく、女は男を乗り換えた。

    * * * * * *

…とまあ、今日は久しぶりに両親と食事をして、いろんな話をしましてね。
なにかの話の流れで、上記のせちがらい思い出話が出たわけです。

で、この話のスゴイところは、登場人物全員が70過ぎってところでしてね…。

年寄りって、怖いっす。
生々しいっす。
ギラギラしてるっす。(;´Д`)

まあ、この「ケチな男」の人は、もう亡くなってますけどね。
おらも小さい頃、何度か会ったことある人です。
そうですか。
あの人、そんな目に遭ってましたか。
世の中って、おもしろいな…。

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コメント

いやぁ切ないっすね。
そして身近にそんな感じの年寄りが居たりするので、ぞ~~~っとしてます。

>kaneponさん
まあ、実際はもっと笑い話って感じで、父親がおもしろおかしく話してくれたんですけどね。おらは、「20ワット」ってところでお茶を噴きそうになりましたし。
しかし、話を聞いて連想した言葉は「底辺」でした…。

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